お疲れ様です。
そんなラウンドが始まり、ティーショットで私は緊張してしまいフェアウェイ左ラフに打ち込んでしまいました。
先輩もファーストショットと言うことでさらに左へ、その後も池に入れパターも入らず少し叩いてしまった模様でした。(その頃はまだ尊敬していた。)
2番ホールでは私は何とかパーを拾い安心したところ先輩はまたダブルパーとかなり調子が悪そうだなとの印象でした。
20打近く差を付けて前半が終わったのですが、私は気づかなくては行けませんでした。(ゴルフを始めたばかりの頃の記憶しかなかった)
仲さん、ゴルフ下手だったんですねと‥
和歌山に来る前の電話での、「地獄味合わせてやるわ!」とか、「千葉県って簡単なゴルフ場しか無くて、和歌山に来たら凹んで帰る事になるでぇー」って何故自信満々に言っていたのか謎です。(彼自身が一人で地獄を味わってたように見えた。)
そんな尊敬する先輩仲さんが、20メートル先の林に打ち込んでOBになったはずなのに、約130メートル先のグリーン横で「ワシのボールがあったで」と言って来て、実際黄色い球があったので、私は「良かったですね!」と言い、そのボールで先輩はボギーで終えて安心していたところ、隣のホールから、「黄色いボール見ませんでした?」と4人組に言われました。
私は、もしかして?と仲さんの方を見たのですが、仲さんは真剣な眼差しで、「知らんで!アレはワシのボールや、メーカーも色もワシのだったわ!北嶋早くカートを進めろや!」とあの5℃もない寒空の中、若干汗をかいている先輩の嘘を受け入れ何事も無かったかのようにカートを進めました。(澄んだ目をしてたので良し)
ミスショットをする度に、「何でぇー↑?」(関西弁)とめちゃくちゃ大きな声で言う仲さんの声は、凄い高い山の中のコースだったので、山びこがずっと、なんでぇー‥なんでぇー‥なんでぇー‥と言い続けると言う悲し過ぎて聞いてられない寒過ぎるゴルフに涙した北嶋でした。(めちゃくちゃ楽しかったです)